「英国生活骨董 KATY'S HAYAMA 便り」

やり始めたら楽しくなるぞ!ソーイング!


からっと晴れていた日が終わり、今は梅雨の様な日々ですね。明日も雨マーク が出ています。寒いし、今日なんて朝からなんと!薪ストーブを炊いてしまい ました。

2階にある私のアトリエのパインテーブルの上ではミシン出しっぱなし状態が 続いています。これでいつでも縫物や直し物ができるわ~と安心...仕事はそ れほど進みませんがね。

一年程前の英国買い付けの時に、馴染みの布屋さんで買っておいた布で何か作 りたいとずっと思っていました。柄はおさるさんオリエンタル。それほどマン ガチックでもなく、おしゃれにユーモアあふれるデザインの布。

お風呂上がりの洗面所の窓のカーテンを作る事にしましたが、キッチンのゲー トレッグテーブルのクロスにもしたいし、両方作るのには寸法が足りないしと 布を持って、あっちへ行ったり、こっちに来たりで悩みました。

名案が浮かびました!カーテンの上部分を横から持ってきて、はいで、縫い合 わせてちょうど良い塩梅になりました。ドアを開けるとおさるのカーテンが一 番に迎えてくれ、心が弾みます。

残りの布は縁をミシンでかがってテーブルクロスに。少々小さ目ですが、天板 に広がるおさるのデザインがとても素敵!グリーン系の色合いも今の季節にぴ ったりで、キッチンにすがすがしい空気が溢れます。

*レナウン広告


去年作った3枚の小花模様のギャザースカートの長さがどうもいまいちでした。 折角、短くしたのに、やはり長めでいけてない感じ。思い切ってあと4センチ 程上げをすると膝小僧が見え隠れしてヤング(?)な雰囲気に。

小花でポップな柄は小さい頃からのお気に入りです。子供の頃から洋裁師(?) だった私ですから、好きな布地を見たり、買ったりするのが今も大好きです。 引き出しの中に色合い別に整理した端切れたちを見て、うっとり。

洋服が大好きだったのですが、何しろ背が高く、当時はちょうど合うサイズや デザインがなく、仕立ててもらうか、自分で作るかのチョイスでした。

母と伊勢佐木町に出かけ、当時の布屋さん、ハリウッドやヒダカで布を買って もらうのが楽しみでした。近所のおねいさんに作ってもらったワンピースをま ねて、母の蛇の目ミシンで自分でも作りました。

大好きだったテレビのコマーシャルは「レナウン娘がわんさか、わんさか」や 「イェ、イェ」のレナウン。元気でカラフルでおしゃれでセンスが良くっ て、じっとテレビを見つめていました。洋服のデザインの勉強です。

「ドライブウェイに春が来りゃ...いいわ」、良く一緒に歌いました。Yahoo検 索で「レナウン娘の歌動画」とチェックして見て下さい。カラフルで楽しいコ マーシャルがいっぱい。

映像技術的には今一つですが、私は60年代バージョンが好きです。80年代もい ろいろシリーズがあって面白いですよ。当時の大ヒットスター、シルビー・バ ルタンだってフランス語なまりで「ドライブウェイに...」なんて歌っているん ですよ。きゃ~!

就職して東京で働いていた頃はほとんど毎日銀座を通っていたので、三越など のデパートでレナウンのカラフルなニットをチェックして、お給料をもらうと 買っていました。綺麗なオレンジやグリーンでした。

コロナだけが原因ではなく、提携している「ダーバン」や「アクアスキュータ ム」などのブランド力が弱くなった事など沢山の要因が重なった事とあります がレナウンの思いもかけない倒産は本当に残念です。 負債総額139億円の想像もつきませんが、レナウンによると、なんとか事業の維 持再生に取り組んで行きたいとの事です。なかなか難しそうですが、頑張って 欲しいと思います。

私のミシンの横には随分昔に買ったローラ・アシュレイやハワイリバティーハ ウスのワンピースが積まれています。長めのスカートをポップな膝丈にカット して「ドライブウェイに夏が来りゃ~」です。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ちょっと待って!!!ローラ・アシュレイやハワイリバティーハウスも今はも うないじゃないの! レナウン然り、良いものが消えていく世の中に悲しくな りました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ せいぜい私が手直しをして、何十年も永遠に着続けよう!でもそんな人が多く なると洋服が売れなくなって、会社倒産になるのかもしれませんがね。世の中 うまくいきません。ほんと!

*お勧めインフォメーション*


-ルウシイのインスタグラム-
大きいけどミニケイティー。2代目を宜しくお願い致します。

 



 

◆ 編集後記 ◆

夫が庭のくすの木にとりつけた2つの巣箱ですが、人気のようです。1つ目からはすでに四十雀の赤ちゃんが旅立ち、2つ目からはまだ小鳥の声はしないので、頻繁にやってくるお父さんとお母さん鳥は巣作り中か、卵温め中か、と想像しています。お父さんとお母さん鳥のチームワークは見ていて感動もの。赤ちゃんが無事に生まれてくれる事を祈っています。庭にはどくだみがぐんぐんと育ち、白い蕾をつけています。嫌いな方も多いですが、私は香りも大好き。葉をつまんでは鼻につけて香りを楽しんでいます。ルーシーの足湯のエッセイがありましたが、私たちの小さい頃はどくだみ湯でしたね。あせもや湿疹、おしめかぶれに良いという事です。母がたらいにお湯をたっぷりはって、庭から摘んだドクダミを入れて、その中でちゃぷちゃぷ遊んだ記憶があります。日が沈みかけた夏の夕方の幸せなひとときでした。ドクダミの名前は毒を抑える薬効がある事から、「毒矯め(ドクダメ)」~「毒矯み(ドクダミ)」と呼ばれる様になったそう。英語でfish mint、fish herb、fishwortと呼ばれるのはその匂いが何となく生臭くて魚の匂いを連想するからかしら?てんぷらやお茶にもなるし、我が家ではジンと合わせて「どくだみチンキ」を作り、ワセリンに塗り込んで保湿クリームにしています。咲く花は十字形で重厚な白。つけられた花言葉は「白い追憶」。身近にあるマジカルなハーブ、ドクダミに今年は特に注目。今夜も明朝も雨ですから、そんな時はウィキペディアでドクダミを探訪して見て下さい。驚きですよ!


◆ 次号予告 ◆

No.440 2020年5月28日 *週末ガーデナーは昔の事。毎日庭師がナウい!