この体育の日、今年から(?)スポーツの日と呼ばれ、2020年に限り7月24日が「スポーツの日」として祝日になりました。そうです!東京オリンピックの為に考えられた苦肉の策でしたが、コロナ禍の為、うまく機能しませんでした。
最初のオリンピックは日本全体が元気に盛り上がり、景気も良くなり、すべてが前向きの気運が満ち溢れていた頃と思います。小学校5年生の私もエネルギッシュな社会を良く覚えています。
オリンピックの10月、体育の日の10月、運動会の日の10月!ステレオタイプですが、頭に刷り込まれたカレンダーでした。
当時(私の時代)の運動会は地域のお祭りと言ってもいいほどの大イベント。おかあさんにおとうさん、おじいちゃんにおばあちゃん、隣近所のおじさんやおばさんまで揃って観に来てくれる晴れの日でした。
おかあさんたちは前もってお弁当を考え、お菓子や果物を買って準備。サンドイッチなんて時代ではない昭和30年代ですから、おにぎりにおいなりさん、のり巻きが定番でした。
3段重ねの重箱に詰められた、ご飯ものや煮物にやきもの、果物は風呂敷でしっかり包まれて、運動会にやってきます。重たいので自転車の後部座席に乗って登場の重箱もありました。
余談ですが、このあと昭和30年後半になると重箱が重箱スタイルのタッパーウェアにとって代わり、モダンな家庭のママ(あえてこう呼びましょう)たちはイエローやグリーンのタッパー重箱で運動会に出かけました。
アメリカで生まれたタッパーウェアが日本での販売をスタートしたのが1963年。今ではタッパーもどきが安価で販売されていますが、パイオニアである本当のタッパーウェアが持ち込んだ便利性や美学、文化は戦後間もない日本にはカルチャーショックだったでしょうね。
当時のタッパー、私が小学生だった頃のものは実家から移動し、今も我が家で使われています。大きな蓋つきのボウルだったり、米びつなどのキャニスター類、丸型や四角のお弁当にピッタリのサイズも。
タッパーウエアのホームパーティー!おしゃれな響きに誘われて、母も近所のお宅に行き、珍しいメニューや美味しいお菓子を習い、帰りには新しいタッパー製品付きで帰宅したものです。
そういえば、私の頃は春にも運動会があり、小運動会と呼ばれていました。運動会をするには練習など時間や労力のかかるものですが、当時はまだのんびりとした時代だったのでしょう。
今の運動会事情を調べてみると運動会を春にするところが多いそうです。理由がいくつかあって、4月、5月だと新入学やクラス変えの後で生徒たちの結束感が高まるから。
秋の運動会に向けての練習や本番は熱中症や台風などの天候の心配があるので、なるべく避けていたいという考え方。
とにかくみんな元気で仲良く!よりもより良い学校に行き、将来に向けて小さい頃から準備するという時代になり、受験を控える生徒たちにとって大切な時期である秋を避けなくてはという考え方。
農耕民族の日本人にとて収穫は一番の関心事、大切な出来事ですから、それに合わせて家族総出で楽しむという運動会と随分変わってきたものです。
運動会の歌と言えば、「若い力」。 「若い力と感激に 燃えよ若人胸を張れ 歓喜あふれるユニフォーム肩にひとひら花が散る 花も輝け希望に満ちて 競え青春 強きもの」...昭和ね~、めちゃくちゃ力が入っていて、怖いくらい。
今は?!と調べたら「ゴーゴーゴー」。郷ひろみ?、スパイダース?なんて言っている私...どうしましょう?ユーチューブで見たら誰でも歌える軽い感じで世の中、確実に変わったな~と感じる私でした。ゴーゴーゴー!
-お勧めインフォメーション-
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落ち着いたアームチェアーを秋のハイライトに!椅子好きな私のお勧めアームチェアーです。ダイニングテーブルでのお父さん、お母さん用ばかりでなく、玄関ホールや廊下、ちょっとしたコーナーにおしゃれな椅子を置いてみると、あら!素敵! 椅子は座るばかりではありません。ちょっと物を乗せたり、そこにあるだけでも存在感のある特別の家具ですからね。
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大きいけどミニケイティー。2代目を宜しくお願い致します。
◆ 編集後記 ◆
昨日は久しぶりに七里ガ浜の友人を訪ねました。我が家から車で30分程のドライブですが、秋の海を見ながら、いにしえの夏の終わりの歌たちを口ずさんだり。加藤君(友人の名前です)と私と夫の3人でお昼を食べに行こうと加藤家から徒歩で出発。七里の山を登り、あの「サンゴ礁」本店のあるショッピングエリアに到着。私はナスとひき肉のカレー、夫はえびカレー、加藤君はチキンとトマトのカレーをそれぞれ満喫。食後は外でそれはそれはクリーミーで美味しいアイスをゲット、ぺろぺろ食べていたのですが...店員さんの注意「トンビが狙っていますから注意して」の言葉通り、夫はトンビに襲われ、アイスを落としてしまいました。可愛そう!個性的な家の目立つ、おしゃれな住宅街をワイワイと言いながらの帰り道、植木屋さんがユーカリを切っている家を発見。勿論言いましたよ!「これ貰って良いですか?」帰り道はポポラスとグ二ーの2種類のユーカリの枝を抱えて、ハッピーな私。40年来の友と過ごす時間、極旨のカレーにアイス、素敵な散歩道、ユーカリたちのお土産。その後加藤君宅のデッキで海や江ノ電を見おろしながら飲んだアールグレーのさわやかで美味しかった事。マスクやシールド板なしで手離しで和んだり、笑ったりできる日常が早く戻ってくれる事を今さらながらに願う夜になりました。
◆ 次号予告 ◆
No.454 2020年10月29日 *Hocus Pocus!楽しいハロウィーンを!