「英国生活骨董 KATY'S HAYAMA 便り」

秋はいいな~!


随分暑い日が続きましたが、今日はめっきり秋の気配。朝からの曇り空から雨がぱらぱら。昔の人が言いました「秋はひとあめ、ひとあめ深まり、寒くなる」本当にその通り!

9月に早々咲いてしまった金木犀が今になって又咲いていたりと不思議な気候ですが、季節は確実に移り変わり、嬉しいホリデーシーズンに向かっています。 先日の地震は大丈夫でしたか? この頃、北や南から地震のニュースがあったので気にはなっていましたが、ついに来たという感じでした。我が家は被害はありませんでしたが、気持ちの引き締まる一夜になりました。

秋と言えば、「食欲の秋」、「スポーツの秋」、「読書の秋」、「芸術の秋」、「紅葉の秋」、「睡眠の秋」、「おしゃれの秋」...皆さんはどんな秋の印象をお持ちでしょうか?

私自身はいつも食欲いっぱいだし、運動もしているし、読書は毎日しているし、芸術も愛しているし、良く眠っているし、おしゃれも好きだし...秋じゃないと手に入らないのは紅葉かしら?!

小さいころ「紅葉狩り」という言葉がかなり疑問でした。「狩り」ですからね。紅葉をみんな刈り取って、持ち帰るのかな?なんて子供心に思ったり。

JRの駅には東北の紅葉のポスターがいっぱい。秋の東北...行きたいな~。中学の修学旅行で訪れた平泉、中尊寺は何も面白くなかったけれど、今はパンフレットや写真を見ると、心が動かされます。

十和田湖はその雄大さゆえ、北の高地にあって、冬も凍らない「神秘の湖」と呼ばれているそうです。大人になってからも訪れた事がありますが、十和田湖を囲む紅葉の森に又抱かれたいな!

海外映画やドラマを観る基準は田舎が舞台。アメリカ北部やカナダで撮られた物語が大好きな私ですから、奥入瀬は包み込まれたいほど好きな空間。歩いて歩いて、自然を満喫なんて思うだけでドキドキ。

な~んて、こんな時ですから、なかなか遠方に出かけるのもままなりませんが、近場で箱根も良いですね。新しくなった富士屋ホテルには日帰りで行けますのでティータイムとパンの買出しに行こうかしら?

*うちのモミジ 2017年

机に向かい、窓の外の小さな雨音を聞きながら、こうして好きな事を書き留める幸せ。そんなつれづれメッセージをいつもお読み頂き、本当にありがとうございます。

「小さい秋、小さい秋、みいつけた」という歌がありますが、どうぜなら大きな秋を見つけて、思いっきり楽しんじゃいましょう! 楽しくない秋(毎日)なんてね「クリープのないコーヒー!」だから!


-お勧めインフォメーション-


*ルウシイのインスタグラム
大きいけどミニケイティー。2代目を宜しくお願い致します。







 

◆ 編集後記 ◆

秋になると黒や茶色のシックな色合いに思いが動くのかな?葉山や逗子ではまだまだ半ズボン、ゴムゾーリにTシャツ、タンクトップの夏が続いていますが、東京に出ると、おしゃれ!おしゃれ!落ち着いた風合いのファッション満載です。私は、秋や冬はいつも以上にカラフル。クレヨンの色位持っている、綿の半そでセーターに世の中の色全部をつぎ込んで作った様なスカーフを巻いて、颯爽と出かけます。とにかくカラフルが大好きなのです。前にお勧めした映画「ファッションが教えてくれる事」がNetflixに入ってきました。英国育ちで、1988年から、アメリカ版「Vogue」の編集長を務める、アナ・ウィンターの毎日の仕事を描いた緊張感あふれるドキュメンタリー。「プラダを着た悪魔」の鬼編集長のモデルとも言われる業界でとびぬけた才能を持った女性の仕事ぶりを観ていると学ぶところが多いですし、すかっと!しますね。彼女が映画の中で何回も口にする、「Color Blocking」、大胆な配色は私の好みです。思いもかけない色を合わせたりする事で、びっくりする程素敵になったり、個性的になったり。ファッションはその人のメッセージですからね。大胆な色使いから元気でポジティブな自分を引き出す事も出来ますよ。もうすぐ72歳のとびきりカッコイイ彼女を見ていると、わくわくしてきます。あなたもこの秋は少し冒険してみたらどうですか?




◆ 次号予告 ◆

No.478 2021年10月21日頃 *ハロウイーンだわ!